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2023.04.14

G7札幌環境サミット① 地元主催レセプション

今年は7年に一度、日本がG7サミット(主要国首脳会議)を主催する年に当たります。7年前の伊勢志摩サミットには外務大臣政務官として参加しましたが、今回は環境副大臣として、4月15~16日に開催された『G7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合』に出席しました。

 

これまで環境省をはじめとする政府の担当部局において、数ヵ月にわたって共同声明に向けた交渉が行われてきました。加えて今年のG7はホスト国であることから各国の要人や交渉団をお迎えする体制も重要です。環境省も100名を超えるスタッフが現地に詰めていました。徹夜の仕事もあと3日、西村明宏環境大臣と共に職員の皆様を激励しました。

 

 

 

 

明日からの本格的な会合を控え、夜にはG7各国や招待国、国際機関をお迎えする地元札幌市主催のレセプションに出席しました。秋元克広札幌市長、鈴木直道北海道知事のご挨拶に続き、西村明宏環境大臣のご挨拶の中で、環境省のサステナブルファッションを紹介しました。

 

 

西村大臣のネクタイは、古くなった3本のネクタイとサミットカラーの端切れを縫い合わせ、アップサイクルしたものです。私が着用したのは、イッセイミヤケメンのデザイナーだった高橋悠介氏が2020年に立ち上げた『CFCL』という日本発のニットブランド。ペットボトル約20本から作った一本の糸を3Dコンピューター技術で編み上げるため裁断・縫製による廃棄がほとんどなく、原材料調達から廃棄にいたるまでの温室効果ガス排出量が3.8kg(通常の衣服は約25kg)という環境配慮のワンピースに、各国の出席者から高い関心が寄せられました。

 

 

 

こうしたPRが功を奏したのかどうか分かりませんが、G7のコミュニケ(共同声明)では、史上初めて、『ファッション』という文言が入りました。『ファッションや観光を含む全ての関連する部門において消費と生産のパターンの変革を実現し、廃棄物の発生を大幅に削減するために、我々は、持続可能な選択を促進し奨励する』というものです。一人ひとりが日頃の生活から環境を意識する、その端緒となれば幸いです。

 

 

 

<後編はこちら>

 

↓ G7札幌環境サミット② 環境広場ほっかいどう2023

https://miki-yamada.com/blog/11135.html

 

↓ G7札幌環境サミット③ 全体会合、米国環境保護庁副長官との会談

https://miki-yamada.com/blog/11151.html