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2018.08.01

シリコンバレー報告① Rakuten USA、Plug & Play

自民党のIT戦略特命委員会の平井卓也委員長以下、国会議員7名でシリコンバレーを訪問させていただきました。滞在時間は正味1日半の弾丸ツアーでしたが、大変貴重な経験となりました。

 

最初の訪問先はRakuten USA。楽天の三木谷社長は日本のITベンチャーの先駆けとして有名であり、近年は日本経済の再生の観点から様々な政策提言をしておられます。

 

その後、世界最大のアクセラレーターとして有名なPlug & Playへ。アクセラレーターとは、ベンチャーキャピタルとして金融面で起業を支援するだけでなく、創業間もない企業と大企業の橋渡しを行い、時には起業家達のアドバイス役を務めます。複数の大企業が複数のスタートアップ企業と同時にコンタクトできるN対Nの関係と、オールインワンの支援システムがこの形態の強みです。
P&Pのビジネスコンペに参加するシリコンバレーの起業家の数は非常に多く、ここで勝つことは大変なステイタスになる反面、シリコンバレーでは起業の9割が失敗するのが常識で何度もチャレンジするのが当たり前、という風土は日本とは全く異なります。

 

この会社を創業したのはイラン系米国人のサイード・アミディ氏。シリコンバレーのムラ社会的な環境の中で、地元のペルシャ絨毯のお店にはいつもお金持ちが集まっていい商談がある、という経験から起業のコミュニティを作っていったそうです。2010年頃、投資先をBtoCからBtoBに切り替えた時に、自分達では投資判断できないため大企業を仲間に取り込み、逆に大企業も自社ではできない事業を担ってくれるベンチャー企業を紹介してもらうというメリットを得ました。
フィリップスの半導体工場を改造した社屋では、玄関ホールの壁に沢山の企業のロゴが並んでいます。思わず嬉しくなったのは、その中に私達にも馴染み深い日本企業の名前が数多くあったことです。提携先の大企業約250社のうち日本企業が50社ほどあるそうです。

昨年の7月には東京の渋谷にもPlug & Playの施設ができました。シリコンバレーの本社では14の業種別プログラムがある中で、日本ではIoT、モビリティ、金融、保険テクノロジーに特化しています。日本固有の事情として、起業支援プログラムを行おうにもそもそもスタートアップ企業が少ないとのことです。同じP&Pでもブラジルや台湾など政府の施策と協調しているところもあり、経済産業省も何らかの形で支援ができないか、話題となりました。

 

続きの ブログもご覧ください!

シリコンバレー報告② NVIDIA、Facebook、スタンフォード大学

http://miki-yamada.com/blog/6633.html

シリコンバレー報告③ Lyftとライドシェア

http://miki-yamada.com/blog/6653.html