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2021.07.15
国土交通省の交通政策審議会は今日、『東京圏における今後の地下鉄ネットワークのあり方等について』答申を公表しました。答申の中で取り上げられている『品川地下鉄構想』の地元の国会議員として、国土交通省の担当課長から詳しいご説明をいただきました。
東京メトロ南北線の白金高輪駅を品川駅まで延伸する『品川地下鉄構想』について、これまでの調査において利用者利便の向上等に資する路線として事業性が確認されており、早期の事業化を図るべき、との方向性を示しました。構想では、現行の南北線の路線を2.5km延伸し、白金高輪駅から品川駅を4分で結びます。
答申では、東京メトロに対して、十分な公的支援を前提に、事業主体としての役割を求めることが適切であり、東京メトロの完全民営化方針に影響を与えないよう、事業主体となることと一体不可分のものとして東京メトロ株式の確実な売却が必要。段階的に売却を進め、品川地下鉄の整備期間中には、国と都が合わせて株式の1/2を保有することが適切だとしました。仮に、この方針に基づいて、近く事業許可申請がなされるとすると、早ければ2024年に着工、2034年頃には完成との見通しとのこと。
子どもの頃から慣れ親しんだ品川駅。2027年のリニア新幹線開業のさらに先の将来に向けて、新たな計画が動き始めます。