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2021.03.16

高輪築堤の未来を考える議員懇話会 設立総会

高輪ゲートウェイ駅前で発見された150年前の鉄道構造物『高輪築堤』の未来を考える議員懇話会の設立総会が開かれました。自民党の国会議員の有志が集まりましたが、私は港区高輪の地元の議員という立場から事務局長代行を仰せつかりました。福井照座長のもと、武井俊輔事務局長と共に、勉強会を進めてまいります。設立総会となる今日の会合には、港区議会開会中のご多忙のなか、武井雅昭港区長がご出席くださいました。

 

私は子どもの頃、鉄道とは深いご縁がありました。私が通った品川区大井町の山中小学校は、学区域に国鉄の社宅を2つ抱えていました。卒業生の大先輩は歌手の郷ひろみさん、クラスの友達の3分の2は国鉄の子ども達でした。分割民営化後に皆それぞれの故郷に転校し、もう会う術もないのですが、今またこうして鉄道の歴史に関わる仕事をさせていただけることは、不思議な巡り合わせです。

高輪築堤は、明治5年に新橋-横浜間に日本初の鉄道が開業した際に、海上に線路を敷設するために築かれた鉄道構造物ですが、一昨年に品川駅改良工事の際に遺構が発見されました。浮世絵に描かれたままの姿は、明治の日本人の文明開化の気概を彷彿とさせます。
文化財として保存するには現在の場所で残す必要がありますが、その場合、JRによる新駅周辺の開発計画は大幅な見直しを迫られることになります。この勉強会の最大のテーマは、日本が誇る文化遺産の保存と、新駅の再開発を、いかに両立させるか、という点です。同時に、近隣地域の住民の方々の中には、今後の駅周辺の再開発の方向性次第では生活に影響が出る方々も少なからずいらっしゃいます。地元の国会議員として、地域の声を議論の中に届けていきたいと思います。

今後、関係者からのヒアリングを進め早急に検討を重ね、多くの方々にとってベストの方向性を提案できるよう、努力してまいります。