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2020.09.16

都知事と東京都選出自民党国会議員との意見交換会

来年度予算策定に向けて、東京都から国への要望をお伺いする意見交換会、『国の施策及び予算に対する提案要求協力要請会』が開催され、私も自民党の東京都選出国会議員の一人として出席しました。
この意見交換会は、歴代の東京都知事の下で毎年この時期に開催されていましたが、小池百合子知事が就任されて以降は要請がなく、今回はじつに5年ぶりの開催となりました。

東京都から国への提案要求は、新型コロナウイルス感染症対策、新規最重点事項として①サービス付き高齢者向け住宅への財政支援、②GIGAスクール構想への支援、③大規模水害対策、オリパラ大会成功に向けた取組、首都東京の交通網整備と防災対策の強化、国際金融都市の実現、女性・障害者の活躍促進、少子高齢化対策など多岐にわたるものでした。

東京都からの要望を踏まえて、出席の国会議員から都知事や都庁幹部の方々に対して、下記のような意見や質問がありました。

<コロナ対策>
* (保健所は都道府県の管轄だが)、多摩地域は保健所の数が圧倒的に足りない。多摩地区の基幹病院に対する東京都からの補助金支給の際、23区からのコロナ患者の受け入れを条件とするようなことは無いようにお願いしたい。毎日の感染者数を発表するだけでなく、重症者数や主な感染経路など、もう一歩踏み込んだ情報開示をしてほしい。
* 冬に向けて軽症者向けのホテルを十分に確保してほしい。国から医療機関への給付は申込先が都道府県となっており、東京都でも迅速な対応をお願いしたい。
* 医療機関への緊急臨時交付金が遡及適用となるのは4月以降。都内で4月以前にコロナ患者を受け入れた医療機関に対して東京都が地方創生交付金から補填することはできないか。
* 冬場は通勤電車の換気が悪くなるため車両の消毒を徹底すべきだが、JRや私鉄各社に対して都はどのような対策をお願いしているか。

<防災>
* 首都直下地震への対策として議員立法で特措法を策定したが、東京都では具体的な対策は進んでいるのか。都も特別債を発行して大胆な対策を実行すべきとの声もあるが、知事はどのように考えているのか。
* 災害時に向けて公立中高にエアコン設置を進めてきたが、体育館1ヶ所に1~2億円もの費用がかかり、自治体にどれだけの財政余力があるのか。

<オリパラ、国際化>
* オリパラ大会の開催に向けて全力で臨むが、東京への訪問者数を都はどの程度だと見込んでいるのか。大会期間中の感染症対策として、都内の医師だけでは対応が難しいので都外からの応援も含めた特別計画を策定し、実行可能性を示すべきではないか。
* 東京を国際金融都市にすべく、自民党においても入国管理、生活インフラ、予算・税など多岐にわたる提言を行っていくが、知事は具体的な追加投資をどのように考えているのか。

質問について知事からの回答はありませんでしたが、各担当局長から詳しく丁寧な説明をいただきました。厳しいコロナ禍の下、懸命に働いてくださっている都庁職員の方々に心からの感謝と敬意を申し上げます。国と都の連携なくして、コロナ克服もオリパラ成功もあり得ない、と身を以て感じた1時間でした。