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2020.01.13
新成人の皆様、おめでとうございます。
今日は東京プリンスホテルで開かれた港区の成人式に出席させていただきました。久しぶりに再会する同級生の方々も多いのか、会場は活気に満ち溢れ、強力なエネルギーを感じました。また新成人代表の挨拶では、不確実な未来に立ち向かう強い決意に、心を打たれました。
新成人の皆様には、ぜひ、政治に関心を持っていただければ、と思います。私自身は二十歳の頃は政治に全く関心がなかったので、偉そうなことは言えませんが、今から20年後、30年後に働き盛りの年齢を迎える新成人の方々にとって、今後の日本社会の行く末は、死活問題だと思うからです。
いうまでもなく、政治の重要なテーマの一つが社会保障です。経済や外交・安全保障は海外との関係で相手がある話であるのに対し、社会保障は純然たる国内問題、私達自身の責任です。今後数年かけて、国政において社会保障改革が大きな議論となります。厳しい改革案も出てくることでしょうし、それに対して反対論も当然出てくるでしょう。シルバー民主主義という言葉があります。若くて将来のある新成人の方々が、いつのまにか知らないうちに、重たい負担を背負わされることがないように、と願います。
団塊ジュニア世代の一人である私は、戦争を経験した祖父母、戦後復興の貧しい時代に育った父母にとても感謝して、豊かな老後を過ごしてほしいと心から願っていますし、自分もあと30年もすれば新成人の世代の方々のお世話になる時がくると思います。前途洋々たる若い方々を前に、今よりも、もっといい未来をつくる責任を強く感じた2020年の成人式でした。