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2019.06.10
日頃から大変お世話になっている、社会保険労務士会千代田統括支部の皆様との懇談会を開催し、最近の国政報告と意見交換の場をいただきました。
最初のテーマは働き方改革の最前線について。これまで日本の海上自衛隊では、潜水艦の乗組員は男性のみと決まっていましたが、近年の人手不足を受けて女性にも潜水艦の乗組員となる機会が開けることになりました。先日、同僚議員と共に横須賀の海上自衛隊を訪問して潜水艦の内部を見学させていただき、狭い艦内を男女共用でプライバシーが守られるようなレイアウトに変更するにあたっての様々な検討について、現役乗組員の方々から直接お話を伺うことができました。
次に、20年後の所得税のあり方の問題や、児童虐待防止対策、北朝鮮の拉致問題の解決に向けた取り組みについて等、今国会で私自身が質疑を行ったテーマについて議論の内容をご紹介しました。とりわけ現在大きな社会問題となっている児童虐待防止に関しては、たとえ虐待の段階までには至らなくとも、親御さん(特にお母さん)が子育てで苦しい思いを抱えないためには、お母さんが自分自身の人生も大切にしながら子育てと両立できるような社会環境づくりが必要であり、働き方改革と大きく関係してくる問題だと捉えています。
その他、先日出演させていただいた『朝まで生テレビ』の舞台裏などもお話しさせていただきました。
社労士の先生方からも、様々な貴重なご意見やご質問をいただきました。シェアリング・エコノミーで自営業者がネットを通じて労務提供を行う場合、通常の従業員とは違って雇用関係がないため各種労働法・社会保険が適用されない不平等性をどのように解決するのか?国の施策として副業・兼業を促進することになりましたが、複数の職場に勤める場合に超過勤務手当をどこが負担するのか?等々。また、最低賃金の問題では、仮に全国一律1,000円を目指すとした場合に雇用者側が抱える様々な問題点についてお伺いしました。
雇用や労務のプロフェッショナルである社労士の先生方から直接ご指導を頂けたことが大変嬉しく、とても有意義なひとときとなりました。