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2019.05.15
学習院大学法学部の元田結花教授のゼミに講師としてお招きいただきました。
元田教授は、私の大学時代の同級生です。めちゃくちゃ優秀な方で、いつも授業で分からないことを教わっていたので、学生時代から「元田先生」と呼んでいました。今では本当に先生になられて、元田教授を慕う大勢の生徒さんに囲まれていました。
私がお招きいただいた講座は、学習院大学法学部政治学科の特別選抜コースといって、早期卒業や飛び級によって学部入学後5年間で修士号を得られるコースです。
元田教授からいただいたお題は、『カウンターパートから当事者へ:内と外から見る衆議院議員活動』。カウンターパートとは、政治家の相手方としての官僚と民間という意味だそうです。いきなり難しそう、旧友からの頼みだからとはいえ、私などが突然、アカデミックな授業ができるわけがないので、自分の実体験をそのままお話しすることにしました。
①官・民・政それぞれを経験してどう感じたか、②公募制の実態、③いわゆる「鉄の三角形」(政官財の癒着)とは具体的にどのようなものなのか、④内閣人事局の意義と問題点、などについて。学生さん達は眠らずに一生懸命お話を聞いてくれて、政治への素朴な疑問や進路相談にいたるまで、様々な質問を積極的に投げかけてくれました。
私も学生時代に少しだけ政治学の授業を受けたことがありますが、「均霑」とか「天の声」などと聞いても何のことだかさっぱり分からず、成績も惨憺たるものでした。これから政治学を学問として学ぶ若い人達に、私の体験談が少しでもお役に立てればと思います。