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2018.03.08

“Women in Law Japan” 弁護士・企業法務部で働く女性の会で講演

3月8日は「国際女性の日」です。日本の国内、外資系の弁護士事務所や企業の法務部で活躍されている女性の方々が集まる“Women in Law Japan”というイベントが六本木ヒルズクラブで開催され、自民党青年局長を務める鈴木馨祐衆議院議員と共に、日本における「女性の活躍」についてお話しさせていただきました。

 

弁護士やコンサルタントなどのプロフェッショナル業は、まだまだ女性が少ない分野のひとつです。私が外資系コンサルティング会社に勤めていた時も、ヨーロッパ、アメリカに比べてアジア太平洋地域は女性が少なく、特に日本は極端に女性比率が少ないことが問題になっていました。プロフェッショナル業は実力主義の大変厳しい世界ですが、その反面、クライアント業だからこそ、女性ならではの視点、深みや広がりが強力な武器にもなります。

参加者の中には海外から東京に来て働く外国人弁護士の方も多く、いわゆるAffirmative Action(積極的優遇措置)について日本社会ではどのように捉えられているか、というご質問もありました。よく「女性のための外階段」は本当にフェアなのか?という議論があります。得ようとする機会が狭き門であればあるほど、男性も極限まで努力をしており、その機会を外階段から来た女性が得てしまうのは果たしてフェアなのか、という議論です。一方で、自然に任せていると女性が活躍できないシステムになっているから、むしろフェアにするために外階段が必要だ、という主張もあります。私は、女性か否かにかかわらず、一生懸命努力した人が報われるという点が、一番大切な社会哲学だと信じています。フェアでない社会に発展はないからです。

女性であることをアピールしやすい政治の世界と比べると、法律やビジネスの世界は、純粋に仕事ができるかどうかを問われる、本当に厳しい社会だと思います。裏を返せば、法律やビジネスの世界に女性が増えれば、確実に日本は変わります。実力主義の一番厳しい環境で戦っている女性をお支えすることも、「女性活躍」という政治テーマの大きな目標のひとつだと思っています。