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2018.02.02
東京青年会議所のOB・OG会「けやきの会」で講演の機会をいただきました。新宿区を中心とした地域の会社経営者の方々がお集まりくださいました。
「ビジネスの現場の声を国政へ」というキャッチフレーズを掲げて初めて選挙に挑戦したのが5年前ですが、政治の世界で働くうちに、日本で最も遅れているのは永田町ではないか?と思うに至りました。最近は、永田町だけで議論していたら世界の動きから取り残される、という危機感から、自民党の若手国会議員で「現場に学ぶ議員連盟」を立ち上げました。
今国会の最大のテーマは働き方改革ですが、小池旋風が過ぎ去って、「女性活躍」も流行遅れになることを恐れています。本来の「女性活躍」とは、女性の出世の大義名分ではなく、出産や育児、介護など壁にぶつかって悩んでいる女性一人ひとりを助けるための具体的な政策であるべきです。また、女性ならば優遇される、今のような時代は、長くは続きません。いずれ男女関係なく実力が問われる時代がやってくるのに備えて、努力を積み重ねていきたいと思っています。
最後に外交について。例えば北朝鮮問題では、これまでも国連加盟国193ヶ国のうち約8割の国々が北朝鮮と国交を結んできました。国際社会の中で日本の立場を理解してもらうためには、日本に共感してくれる人や国を増やす努力を続けていかなければなりません。国際社会においても「数は力」です。
日本を訪れる外国人は年間3,000万人近くまで増加し、そのうち半分強が新宿を訪れると言われています。外交なんて国がやること、外務大臣や外交官がやること、ではなく、一人ひとりのちょっとした外交の積み重ねが、必ず日本の国力につながります。「一人でも多くの外国人の方々に、日本を好きになってもらう」という信念をもって、都心だからこそできる地域外交を一緒に頑張りましょう!というお話で締めくくりました。