通常国会がスタートしました。東京では４年ぶりの大雪警報で、国会議事堂でも本格的に雪が降り続くなか、開会式には天皇陛下がお越しくださいました。陛下がこうして国会にお見えになるのは今秋の臨時国会と来春の通常国会のあと２回。貴重なお言葉を目を閉じて拝聴しました。

午後には安倍総理の施政方針演説をはじめとする政府四演説がありました。今年の最大のテーマは働き方改革です。明治維新から150年となる今年、少子高齢化という深刻な国難を前に、これまでの様々な労働慣行に縛られることなく、すべての国民がそれぞれの能力を十分に発揮できるような働く環境づくりが実現すれば、人口減少を克服できるのではないか。そして、どんな境遇に生まれたお子さんでも平等に教育を受けることができる、いくつになっても学ぶチャンスが与えられる社会を実現していく必要があります。

また、日本を取り巻く危機に対する安全保障体制の強化、平成から次の時代へとの節目の時代に憲法について議論を深めていくことなどが盛り込まれていました。明後日から、いよいよ本格的な与野党の論戦が始まります。