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2017.12.19
日本初、今も都内唯一の24時間保育、新宿区大久保にあるエイビイシイ保育園を訪問しました。岸田政調会長や小泉進次郎事務局長はじめ自民党の「人生100年時代戦略本部」幹部の方々に地元議員として随行しました。視察は夜の9時から行われました。
私が尊敬するかつての上司が言っていました。「子どもが小さかった頃、24時間保育園のおかげで仕事を続けることができたのよ」。ここだったんだ。初めて訪れる私にも懐かしく感じられるような、温かな雰囲気の室内でした。
理事長と園長先生、保育士の方々との意見交換の機会をいただきました。昔は「夜間」の保育に対する先入観や偏見もあったそうですが、今では、サービス産業の時間の延伸、仕事の多様化から夜間保育へのニーズが増え、この保育園でも夜間保育の親御さんの7割はサラリーマンだそうです。昼の認可保育所は全国に30,000ヶ所あるのに、夜間の認可保育所はたった80ヶ所。夜の待機児童の問題が置き去りになってしまっている背景には、ただでさえ保育士不足なのに夜間保育加算など公的助成が限られていること、1日2回の給食などコスト面でも運営が難しいことなどがあるようです。都内で唯一のこの24時間保育園は、先生方の強い情熱によって支えられている気がしました。
子ども達がすやすや眠っているお部屋にも、こっそりお邪魔しました。夜遅くまで頑張って働いているお父さんお母さん、そして子ども達が家庭にいるのと同じように幸せに過ごせるように一生懸命働いてくださっている夜間の保育園の先生方のために、国ができることを検討していきたいと思います。