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2015.04.10
質疑の様子(動画)については、下記URLをご覧ください。
https://youtu.be/mTuMh9RYbNQ
議事録はこちらをご覧ください。
http://miki-yamada.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2015/04/0410.pdf
衆議院の財務金融委員会で、株式会社政策投資銀行法の改正について質問に立ちました。
小泉政権下で「民間にできることは民間で」という理念の下、政府系金融機関の統合や民営化が進められました。かつて日本開発銀行と呼ばれていた政策投資銀行は、2007年に株式会社となり、当初は5~7年後に完全民営化する予定でしたが、その後、リーマンショックと東日本大震災が起こり、民間金融機関だけでは危機への対応や成長産業へのリスク投資が難しいという現実に直面しました。
今回の法改正では、政投銀の完全民営化の方針は維持しながら、民間による危機対応が可能になるまでの間、政投銀に危機対応業務を義務づけるとともに、今後5年間は政府も集中的に成長資金の供給をバックアップするというものです。完全民営化はその後になりますが、その期限は明記されていません。
完全民営化を果たした後の政策投資銀行の姿について政府は明確なビジョンを持っているのか、政策投資銀行は完全民営化後のビジネスモデルをどのように考え、自前での資金調達を進めていく予定なのか、麻生財務大臣と政投銀の柳副社長からご答弁をいただきました。