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2015.04.28
4月28日は、1951年にサンフランシスコ講和条約が発効し、日本が主権を回復した日です。今日は神道政治連盟の東京と神奈川の本部の方々の靖國神社参拝研修会で、主権回復の日にちなんだ講演をさせていただきました。
私達はなぜ日本人なのか?日本に生まれ育ったから当たり前のこと、ご先祖様も日本人。でも、こういう幸せな国は世界の中では珍しくて、多くの国々は、バラバラの民族を国として一つにまとめるために、あるいは、植民地支配から自国を取り戻すために、「国民とは何か」を改めて定義しなければなりませんでした。国民のあり方と深くかかわるのが憲法です。諸外国の憲法を見ますと、自由主義の先進国の多くで、国民が常に憲法と向き合い、変革と向き合ってきた歴史が分かります。
愛する家族やふるさと、仲間を守りたいと願う気持ちは、どこの国でも同じ、保守でもリベラルでもないはずです。もっと国を良くしていきたいという純粋な願い、そして、その願いは「日本人である」という、無意識ながらも国民だれもが持っている価値観に深く繋がっています。憲法改正の原点に立ち返る、という視点から、お話をさせていただきました。