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2014.06.30
マケドニア旧ユーゴスラビア共和国のニコラ・グルエフスキー首相の御一行と、牧野外務政務官の昼食会に同席させていただきました。
マケドニアは、1991年に旧ユーゴスラビアから独立した若い国で、四方をギリシャ、ブルガリア、セルビア及びコソボとアルバニアに囲まれた内陸国で、近年、急速に経済成長を遂げている新興国です。私自身はまだ訪れたことがないのですが、日マケドニア議員連盟の先輩議員から貴重な機会にお声掛けをいただきました。
古代マケドニア王国の名前は日本でもよく知られていますが、現在、マケドニアという地域は隣国にもまたがるため、ギリシャが『マケドニア』という国名を使うことに反対しており、NATOやEUへの加盟が滞っているとのこと。「先日のサッカーW杯での日本vsギリシャ戦では、200万人のマケドニア国民はみんな日本を応援していましたよ」と冗談を交わしながら、和やかな昼食会となりました。
日本は、マケドニアの民主化と市場経済化に向けた資金援助協力や、文化交流を行っています。特に日本の先進的な医療は非常に高い関心を持たれており、今日の午後にはJR東日本病院の視察に向かうとのことでした。
グルエフスキー首相は43歳。私と同世代でありながら、20代でマケドニア証券取引所の創設時に最初の取引に参画し、28歳で貿易大臣、29歳で財務大臣、33歳で現在の与党の党首になったという辣腕の政治家です。“アレクサンダー大王の再来”とも言われるほど国民的人気のある首相に政治家としての信条を伺ったところ、「約束を必ず守ることです」というお答えをいただきました。