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2025.08.15

終戦から80年

終戦から80年の今日、改めて、日本の国について考えてみました。

 

高度経済成長の後、オイルショックの翌年に生まれた団塊ジュニア世代の私が、どうやって日本の「戦争」について知ったのか?二人の祖母から聞いた、戦時中の辛く苦しい体験談。小学生の時、図書室にあった本の数々。『ガラスのうさぎ』、『二十四の瞳』、『戦火と死の島に生きる』、『流れる星は生きている』、今の子ども達なら、ネットを通じてもっと色々な情報に触れているでしょう。

 

高校3年の夏に受けた大学入試の模擬試験に、『きけわだつみのこえ』の一節がありました。受験生にとっては決戦の夏、暗記すべき参考書は山ほどあるのに、原作がどうしても読みたくて、私と同い歳の少年が出撃前にお母さんに宛てた手紙を読んで、勉強が手につかなくなりました。

 

命に代えてこの国を守ろうとしてくれた人達がいたという事実と、戦争は二度としたくない、してはいけないという気持ち。この2つは、政治的な立場と関係なく、日本人なら誰もが共有していると思います。

 

靖國神社は、私の地元の千代田区にあります。私は、何か政治的な意志を示すために参拝するというよりも、大切な神社だから、一年を通じて折に触れて何度か訪れます。ここには246万余柱のご英霊が眠っています。

 

時々ふと思うのです。ご英霊が、命を懸けて守ってくださったこの国が、いま、このような姿で本当によいのでしょうか、と。そして自分自身に問いかけるのです。今の時代に私にできる仕事は何だろうか、と。

 

自分一人のためだけならば、政治の仕事など割に合わないと思うのです。私達の子ども達、孫達が、日本人としての誇りを持ってくれるならば。ただそれだけ。そのためならば、政治は、命を賭ける意味のある仕事だと思います。