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2013.09.02
清和会研修会2日目の今日は、長野県内の野菜工場や農場、病院を見学しました。
JA佐久浅間の野菜加工センターでは、マクドナルドのハンバーガーに使われているカットレタスの製造工程を拝見させて頂きました。レタスの芯や外側の葉などの残渣は、粉砕して乾燥し炭化させて土壌改良材として使われ、ゼロエミッションを実現しているそうです。
次に訪れた永井農場は、酪農と稲作、果物、野菜栽培の複合経営を実現し、多角経営農家モデルとして日本農業賞大賞を受賞されたファミリーファームです。中山間地の厳しい土地条件の下で、補助金に頼らずに農業の新しいビジネスモデルを創り上げた創始者の永井忠さん、現代表の永井進さんから、長年にわたる取組をお伺いしました。
その後、JA長野厚生連の佐久総合病院を訪問しました。日本一の長寿県であり、訪問看護の利用状況が全国で最も高い長野県において、全国的にも有名な病院である佐久病院の存在を私が初めて知ったのは、高校生の頃に読んだ芥川賞小説『ダイヤモンドダスト』がきっかけでしたが、その歴史は終戦直後の馬車での出張診療に遡るそうです。現在建設中の高度医療センターや、救急医療の現場を拝見しました。
JA佐久浅間の野菜加工センターで
農業の六次産業化を実現した永井農場にて
佐久総合病院にて。ドクターヘリによる救急医療を見学