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2024.02.15
国連総会の議長をお務めになられているデニス・フランシス氏の訪日に伴って、女性・平和・安全保障(WPS)議員連盟メンバーとの懇談会を開催しました。
フランシス議長はカリブ海の島嶼国、トリニダード・トバゴのご出身。気候変動による海面上昇が深刻化しており、温暖化と自然災害への対応が急務である点は日本と共通です。つい数日前、トリニダード・トバゴの沿岸で転覆した船舶から油が流出し、国家非常事態宣言が発出されたと報じられました。フランシス議長からも能登半島地震で被災された方々へ、お見舞いのお言葉がありました。
国連総会の議長は、193ヵ国の国連加盟国すべてが参加する総会の議長であり、安全保障理事会で常任理事国が拒否権を発動し機能不全に陥った場合には緊急特別総会を開催することもあります。また、安保理改革についての政府間交渉の共同議長もお務めになられ、国連による安全保障の最後の砦のようなお立場です。また、ジェンダー平等や女性の権限強化についても特別顧問を任命し諮問理事会を開催するなど『ジェンダー・チャンピオン』として積極的な取組を果たされています。
今年9月の国連総会シーズンには『未来サミット』も予定されており、フランシス議長の今回の訪日と日本のWPS議連との対話がひとつのステップになることを願っています。