東京ニュービジネス協議会の女性経営者委員会セミナーに出席し、サステナブルファッションについて講演、そしてエアークロゼットの天沼聰社長と対談の機会をいただきました。

今回のイベントを企画され講師にお招きくださったのは、松下運輸株式会社の坂田生子社長。東京都トラック協会港支部長も務めておられる第一線の女性経営者の方です。企画・運営も女性ビジネスマンの方々で行われており、単なるセミナーにとどまらない様々な趣向が凝らされていました。

冒頭の私からの講演では、かつてファッション業界に勤めていた頃の体験談や、議員になってからのファッション産業振興の取組、そして現在、環境副大臣として取り組んでいるサステナブルファッションについてご紹介しました。

その後、音楽とともにファッションショーがスタート。プロのモデルさんかと思った方々は、なんとニュービジネス協議会参加の女性経営者の方々であり、コーディネートはファッションのサブスクリプションで急成長しているエアークロゼットによるものでした。

株式会社エアークロゼットの天沼聰社長からの講演に続いて、対談をさせていただきました。元々はデータサイエンティストとしてIT系コンサルにお勤めだった天沼社長は、友人と３人で起業をされたとのこと。当初からファッション業界への参入を予定していたわけではなく、何かワクワクするものを追求した結果が、月額制ファッションレンタルサービス事業だったそうです。昨年夏には東京証券取引所グロース市場への上場も果たされており、常識を打ち破るようなアイディアとチャレンジ精神に感服しました。

一口に「環境」、「サステナビリティ」と言っても、その規模や範囲は非常に多岐にわたります。政府が今後10年間で官民合わせて150兆円の投資を呼び込むとしているGX （グリーントランスフォーメーション）は、どちらかというとBtoBの重厚長大型の産業が多いですが、BtoCの分野で消費者の様々な嗜好やニーズを考えると、環境やSDGsをキーワードに、中小企業やスタートアップにとって多様なビジネスチャンスがあるように感じます。既存の価値観やしがらみにとらわれないのは、まさに女性ならではの強みであり、女性経営者の活躍の場がさらに広がることを願っています。