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2023.05.01

飛鳥交通 GX車両出陣式 及び 災害時給電支援に関する調印式

タクシー業界大手の飛鳥交通グループによる『GX車両出陣式 及び 災害時給電支援に関する調印式』に出席するため多摩市を訪れました。

 

日本における二酸化炭素排出量10億トンのうち17.7%は運輸部門からの排出であり、運輸部門の脱炭素化は我が国にとって喫緊の課題です。昨年12月に全国のタクシー事業者と関連企業が参画する『タクシー産業GXプロジェクト』が立ち上がり、タクシーへの電気自動車(EV)導入が本格的に始まりました。このプロジェクトは政府のグリーンイノベーション基金の支援も受けており、EVタクシーの運行管理とエネルギーマネジメントを一体的に行うシステムの研究開発が官民共同で行われます。

 

そうした中、飛鳥交通グループでは今年度内に電気自動車180台をタクシー車両として導入することを決定し、今日、その出陣式が行われました。

 

 

 

今回のプロジェクトのもう一つの目玉は、EVタクシー導入を機に、飛鳥交通と多摩市・町田市との間で『災害時給電支援に関する協定』が締結されたことです。EVは車を走らせるために電気を使うだけでなく、貯めた電気を外に放電することも可能なため、災害時に停電エリアへの電力供給で絶大な力を発揮します。重要な社会インフラであるタクシーが災害時に電力供給で社会貢献する、こうした協定はこれまでに例を見ない斬新なものであり、今後、EVタクシーの普及とともに全国的な拡大が期待されます。

 

 

 

本日、多摩ニュータウン営業所を出発したのは40台。先頭は優秀な営業成績を誇る女性ドライバーの方です。一台一台を拍手でお送りしました。