南アルプス国立公園の施設を管理運営する株式会社特殊東海フォレストさんに、公園管理団体の指定書を交付させていただきました。

特殊東海フォレストさんは、山小屋の管理運営や登山道の維持修繕、高山植物をシカの食害から保護するための保護柵の維持管理など、地域に根ざした活動で実績があり、今回、民間企業では初めて、国立公園管理業務への指定となりました。

コロナ禍で登山客の減少が続いたため、施設の原状回復やスタッフの確保に苦心しておられること、山岳地域での勤務の特殊性から、働き方改革の労働時間規制が現実にそぐわないこと、等々、現場視点でのご意見を伺いました。

民間ならではのノウハウと地域の関係者との協働が、全国のモデルとなることを期待しています。