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2022.09.27

故安倍晋三元総理 国葬儀

故安倍晋三元総理の国葬儀に参列しました。

 

安倍元総理が亡くなって、まだ80日あまりですが、この数週間、故人を批判するような風潮に心を痛めていました。せめて今日は静かな気持ちで安倍元総理をお送りしたいという思いで日本武道館に向かいました。聞くところによると、献花に並んだ方々の列が九段坂公園から四谷まで続いていたそうです。

 

開会とともに、安倍総理がご活躍された日々を振り返る数分間の映像がスクリーンに映し出されました。歴史に残る数々の演説の中で、私が最も心に残っているものの一つが戦後70年談話の一節です。『あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。』懐かしい声に、目頭が熱くなりました。

 

政治とは無関係の一般家庭に生まれ育った私にとって、この仕事に就いていなければ安倍総理はテレビの中の存在であり、直接会話をさせていただくこともなかったはずです。自分は幸運だと思います。

ご在任中から、テレビで、秋葉原の演説会で、安倍総理を批判する多くの方々を見てきました。政治家なので批判を受けるのは当たり前ですが、中には、あまりに酷い、と思うものもありました。理不尽な批判をされる方々が、もしも安倍総理と直接お話をされていたら?総理は聞いてくださる方でしたし、早口だけど丁寧に答えてくださる方でした。安倍総理を殺害した犯人も、もしも総理と直接お話しする機会があったならば、気持ちが変わっていたかもしれない、そう思うと無念でなりません。

 

ただ、そういう後ろ向きな考えは、そろそろ終わりにしなければ、とも思います。悲しみに暮れていても時間は過ぎていきます。
菅義偉前総理の追悼の辞の中で、長年の盟友である伊藤博文に先立たれた山県有朋が詠んだ歌が紹介されました。『今より後の世をいかにせむ』その答えを見つけるのが、残された私たちの使命だと思うのです。