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2022.09.09
株式会社ZOZOの方々に環境省にお越しいただき、サステナブルファッションに関する先進的な取組についてお話を伺いました。ZOZOTOWNはファッションのネット販売として有名ですが、1,500以上のショップと8,500以上のブランドを取り扱い、常時90万点以上の商品と2,600点以上の新着商品を掲載しているそうです。
アパレル販売のみならず、発光する西陣織などの研究開発や、ダイバーシティ経営、地域社会への貢献など様々な取組で知られるZOZOですが、ファッションのサステナビリティという観点から、以下の取組が出色だと感じました。
* ブランド古着の買取と販売を行うZOZOUSEDでは年間700万点以上の商品を買い取って再販しており、バイヤーなど専門家の知識・経験とビッグデータの活用によって厳格な品質管理を行っていること。
* 専用のマットとスマホを用いて自宅で簡単に足のサイズを3Dで計測することで靴の購入後の返品を低減していること、専用のサングラスを掛けて顔写真を撮影することでオンラインでも肌の色に合わせた化粧品を選ぶことができるようにしていること。
* ブランド各社から商品生産を請け負う受注生産プラットフォームを構築していること。
* 2030年までにカーボンニュートラルを実現することを宣言、本社や物流拠点で使用する電力を再生エネルギー由来のものに切り替えることで、今月中には全社の電力の9割を再エネ化すること、などなど。
平均年齢が33歳と非常に若く、アイディアとチャレンジ精神に溢れた会社だと感じました。環境への配慮は「制約」ではなく「可能性」なのだと改めて感じた貴重なお話でした。