新宿区私立幼稚園PTA連合会の総会に出席しました。

２年半にも及ぶコロナ禍で、保護者の方々のご心配やご苦労も大変多かったことと思います。特に、子ども達のマスクやワクチン接種については多くの方からご不安の声をいただきました。
現在の政府の方針では、就学前の子どもにはマスク着用を一律には求めていません（大人の場合は、①２メートル以上の距離を保っているか、②会話をしているか、がマスク着脱の判断基準とされています）。また、5歳から11歳を対象としたワクチンの小児接種は努力義務ではありませんが、現時点では全国で13％の小児が２回接種を済ませています。
幼稚園におけるコロナ対策に関しては、自治体から様々な支援がありますが、国からも保健衛生用品の購入やICT環境整備のために１園当たり数十万円の支援策があります。

国会では、子どもに関する様々な施策の縦割りを解消するために、『こども家庭庁』の設置に向けた議論が進んでいます。また、文部科学省において、幼児教育から小学校教育へ円滑に接続できるよう『架け橋プログラム』の推進などが行われています。

東京の都心で育つ子ども達は、残念ながら大自然には恵まれていませんし、大都会ならではの利便性とともに、危険にも晒されています。子ども達が安心して心豊かに育つことができるように、保護者の方々や先生方からのご意見やご要望をしっかりと国の施策につなげていきたいと思います。