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2019.06.25

民間ロケット開発についてホリエモンとの勉強会

政治家の仕事は幅広い方々にご支援いただいているため、極端な意見は言いづらいと感じることが時々あります。その点、ホリエモンさんのご意見は、内容には賛否ありますが実に明快です。特に、「これからの時代はお金よりも人脈が大事」とか、「若い人が失敗を恐れずチャレンジできるようにベーシックインカム導入を検討すべきではないか」というご意見には、共感するところもあります。今日は堀江貴文さんから民間による宇宙産業の取り組みについてお伺いしました。

先月、堀江さんが手掛ける民間単独のロケットが、日本で初めて打ち上げに成功したのは記憶に新しいところです。かつての宇宙産業は国の予算で国が実施してきましたが、近年では民間による実施が進んでいます。さらに米国や欧州では、民間が自ら資金調達して衛星ロケットを開発・運用し、政府がそのサービスを購入するというモデルに進化しつつあります。

米国ではテスラのCEOであるイーロン・マスクが率いるSpaceXが民間ロケット産業の先駆者ですが、国からの支援として防衛予算の一部を活用したり、賞金つきコンテストを行ったり様々な取り組みがなされています。日本でも経産省やNEDOが予算を講じていますが、まだまだ規模が小さいのが実情です。

民間がロケット開発する最大のメリットは、部品調達の基準緩和などで官製のロケットよりもコストを大幅に抑えることができるため、失敗が許されない政府のプロジェクトと違って、試行錯誤を繰り返して改良を重ねやすい点です。特に日本は、米国以外で唯一、ロケットの部品を全て国内で調達できる技術力を持ち、東と南に海を擁し打ち上げに適しているという地の利もあります。

日本が世界に勝てる産業が減っていくなかで、宇宙産業を次なる日本の成長産業にしていこう!という力強いお話を伺いました。