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2019.01.07

平成31年 仕事始めによせて

今日から本格的に仕事始め、気持ちを新たにお仕事に向かわれた方も多いかと思います。
いよいよ今春、平成の次の時代を迎えます。今から30年前の平成元年、私が中学3年生だった当時はメールもインターネットもなく、一人一人が携帯を持つ時代が来るとは想像もしませんでした。これからの30年は、さらに大きな変化の時代となることでしょう。戦後日本が作り上げた制度が変革を迫られる時がやってきます。

私は、これからの時代の政治家に求められる役割は、未来を予測し、日本が生き残る方策を考えることだと思っています。
例えば税制。年末の自民党税制調査会の議論では、私は自動車税の恒久減税や個人事業主の事業承継支援などを強く訴え、実現に至りました。来年度の改正にとどまらず、10年後、20年後のあるべき税制の姿を見据えていく必要があります。働き方の多様化とともに、現行の複雑な所得税控除のしくみは意味がなくなるのではないか?人工知能によって無人の事業体ができたら、どのように法人税を課すのか?カーシェアが進むと、車の保有よりも利用に税を課す仕組みが必要になるのではないか?自動運転が普及し路線価の概念が薄れると、固定資産税は何を根拠に決まるのか?等々。
消費税10%時代への議論の中で、日本のキャッシュレス比率の低さが話題になっています。貨幣を使わない時代がきた時、金融政策やビジネスの資金調達の方法はどう変わるのか?社会保障についても、世界最先端の長寿国である日本で公的年金や国民皆保険を維持していくためには、自助努力や予防を加味した制度にしていく必要があります。

平成の次の時代を担う政治家の一人として、未来は必ず今よりも良くなるという確信を持って、日本の新たな可能性にチャレンジしていきます。
一人ひとりの人生のなかで、年齢を重ねるごとに生きがいを実感できる豊かな社会を作っていきたい。子ども達には、この先どんな世の中になっても生きていけるような教育を受けさせてあげたい。東京の都心が、街並みや風景は変わっても、これからも変わらずに私達のふるさとであり続けてほしい。… 様々な願いを、皆様と共に実現していきたいと思います。
今年も引き続き温かいご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。