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2014.06.12
5~6月は総会のシーズンで、町会や商店会、団体や企業のさまざまな総会にお招きをいただいています。今日は、港区虎ノ門界隈の愛宕四之部町会連合会の総会にお伺いしました。
先日、『里山資本主義』で有名なエコノミストの藻谷浩介さんが自民党本部で講演され、「これからの日本再生のカギは町内会だ!」というお話をされました。いま日本はどこも少子高齢化が進み、東京ではこのままだと150年後には現役世代がいなくなり、秋田県や高知県など少子高齢化が進んでいる県では、75年後には現役世代がいなくなってしまう計算になるそうです。
そんな中、長野県の下條村という村が奇跡的に少子化をストップさせているというのです。お母さんだけに負担をかけずに村民みんなで子育てを助け合って、ご年配の方々も農業で生涯現役。その村の人口が、東京だとちょうど町内会くらいの規模なので、もし東京の町内会が下條村の取り組みを取り入れたら、都心の少子高齢化を止めることができるのでは…、というお話でした。
今日お邪魔させていただいた愛宕四之部地区は、今まさに環状2号線と虎ノ門ヒルズで注目を浴びているエリアです。この地域で何十年にもわたって再開発に取り組まれてきた方々が直面してきた課題は、未来の日本が直面する課題でもあります。街を取り巻く環境が変わっても、東京の地域のコミュニティーが次の時代に引き継がれていくように、国の政策のなかでも都心の声を訴え続けていきたいと思います。