四谷ロータリークラブで卓話。今年２月のインド北東部訪問に加えて、直近のインドを巡る国際情勢をお話ししました。

日本ではトランプ関税の日米合意の食い違いが表面化し大きな問題となっていますが、インドもまたトランプとの関税交渉で厳しい局面にあります。

①全人口の７割が農村部、日本以上に農業は「譲れない聖域」
②拡大する対米貿易黒字の最大の要因であるスマートフォン輸出について、米国が高関税を課す見通し
③ロシアの友好国として対ロ制裁下でも原油を輸入しているインド。ロシアがウクライナとの停戦合意に８月８日の期限までに応じなければ、米国はインドに対しても100％の２次関税を予定

私がインド北東部を訪問してから半年の間に、状況は目まぐるしく変化しています。日本は一日も早く、外交力を回復させなければなりません。