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2024.03.26
政治に関心のある女性、政治家を目指す女性が集う会、自民党の『女性未来塾』で、WPS(女性と平和・安全保障)について講演の機会をいただきました。
まずはWPS議員連盟の会長代行を務める堀内詔子衆議院議員から、2000年に国連安全保障理事会でWPSに関する決議が行われてから今に至るまでの経緯についてグローバルな観点からご説明いただき、日本におけるWPSの実例として能登半島地震における女性自衛官の方々のご活躍についてご紹介をいただきました。続いて私からは議員連盟の活動として、①日本の復興の知見を世界の紛争地等で活かしていく、②日本の被災地でWPSの観点を踏まえた支援をしていく、③日本の政府機関においてWPSを推進する体制を整備する、という3つの観点から提言をとりまとめ、上川外相、木原防衛相、加藤こども担当相に申入れを行ったことをお話ししました。
全国からオンラインで80名を超える女性の方々がご参加くださいましたが、いただいたご意見のなかには、「地域の防災会議に参加したいのだが、なかなか女性が参加しにくい」、「自らも医療関係者として能登の被災地に赴いたが、支援する側の女性達をどのようにサポートしたらよいか」といった、現場ならではの貴重な視点がありました。
これまで議員連盟の議論では外交や中央省庁の視点が中心になっていましたが、いかにして地域のネットワークをつくり現場につなげていくかが課題だと感じました。