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2023.05.10

東京大学『環境三四郎』との特別対談

環境三四郎は、「環境問題について考えアクションを起こす、東京大学を中心に様々な大学の学生・卒業生で構成する団体」と伺いました。私が東京大学に入学したのは1992年、リオデジャネイロで国連環境開発会議『地球サミット』が開催された時であり、「これからは国際政治においても環境が主要なテーマになる」という機運が大いに盛り上がった頃でした。環境三四郎は、ちょうどそんな時期だった1993年に立ち上がったサークルだそうです。

それから30年が経ち、環境を巡る国際的な議論も、国内の取組も、国民の意識も、当時からは想像できないほど各段に深化しました。環境というテーマは、デジタル分野と同様、若い世代の方がより多くを知っていて意識も高いという特徴があります。経済アナリストの池田健三郎氏の進行のもと、2人の学生さんから、私の方がむしろご示唆をいただきたいという気持ちで臨みました。

 

 

「国として環境を守る意義とは何か?」、「国民の環境への意識を高めるためにどのような政策を行っているのか?」、「G7札幌環境サミットで開催国ならではの成果はどのようなものがあったか?」、「特定外来生物への規制についてどのように周知していくのか?」、「国立公園において自然と観光・地域経済とのバランスをどのようにとっていくのか?」などなど、専門性が高いご質問を多数いただきました。

特に答えるのが難しかったのは、「SDGsの概念は欧州よりもむしろ日本の方が広がっているのではないか?」、「政治(Politics)は科学(Science)や芸術(Arts)とどのように関わっていくべきか?」といった質問でした。

 

学生さんの視点から、普段の仕事とは異なる新たな視点をいただいた貴重なひとときでした。映像が公開されたらご案内します。お楽しみに。。。