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2022.04.27
東京商工会議所 新宿支部の60周年記念式典に出席し、祝辞を述べました。高野吉太郎会長をはじめ歴代の役員や会員企業の方々の長年のご尽力に、心から感謝と敬意を申し上げました。
今から60年前の1962年(昭和37年)は、東京の人口が一千万人を超えた年です。日本のテレビ受信契約件数が一千万件を超え、私達が見慣れている新宿界隈の景色がテレビを通じて全国に伝わるようになった時期でもあります。60年が経って、日本は今また大きな時代の節目を迎えています。
ポストコロナ、リモート、デジタル、グリーン、メタバース・・・世の中にはカッコいい言葉が溢れていますが、時代を超えて変わらない、新宿の商工会議所の会員企業の方々の何よりの強みは、長年育んでこられた地域との強いつながり、培われた信用であろうかと思います。
目下、コロナ禍からの回復、燃料・原材料価格の高騰への対策に、政府・与党を挙げて取り組んでいます。また中長期的には、国内では税制改正への対応や雇用主の負担の増加、海外との関係ではサプライチェーンを巡る人権などの問題や、外国人労働者と地域共生社会のあり方など、様々な課題があります。
中小企業の直面する課題は、日本経済の課題でもあります。ひとつひとつ真摯に向き合い取り組むことで、未来に向けて、日本経済の活路を拓いていきたいと思います。