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2019.12.17
東京オリンピック・パラリンピック大会まであと221日、これからますます海外からのお客様が増えることが見込まれます。かつては日本全国に広がっていた料亭文化を再び甦らせ、地方創生につなげ、訪日客の方々に我が国が誇るおもてなし文化として幅広く紹介することを目指して、自民党の中に新しい議員連盟、『料亭文化振興議連』が設立されました。
衛藤征四郎議連会長のもと、党四役の二階俊博幹事長、岸田文雄政調会長、鈴木俊一総務会長、下村博文選対委員長をはじめ、船田元先生、額賀福志郎先生、甘利明先生、石破茂先生、細田博之先生、中谷元先生、塩谷立先生、竹下亘先生など重鎮の先生方が発起人に名を連ねており、設立総会にはメディアの取材の方も数多く駆け付けてくださいました。私は神楽坂や赤坂に近いご縁から、事務局長を務めさせていただくことになりました。
近年、いわゆる「料亭」はめっきり少なくなってしまったと言われます。「料亭文化」の歴史は、宝暦元年(1751年)から始まり令和まで、様々な変遷を経ながら現在まで脈々と受け継がれてきました。料亭は落ち着いた部屋のしつらえで、お料理など最高のおもてなしを提供する場であり、それを支える「料亭文化」は、お客様を巧みな会話や三味線、唄や踊り、礼儀と作法を持ち合わせた日本の宝であり、日本文化における最高のエンターテイメントです。
設立総会に参加された議員の方々からは、「料亭文化」の正しい理解をどのように広げていくか、大変なご努力で芸の修練を積んでおられる芸妓の方々をどう応援していくか、東京オリパラ大会や大阪万博でどのように料亭文化をアピールしていくか、地方都市での料亭の経営をどのように支援していくか、伝統文化における“贅沢”の意義を広くご理解いただくにはどうしたらよいか、など様々な問題提起がなされました。議連では今後、関係者の方々をお招きしてご意見を伺いながら、議論を進めていく予定です。