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2017.08.03

現場に学ぶ議員連盟 MUJIN訪問

このたび、自民党の衆議院当選2回生と参議院当選1回生の有志で、新しい議員連盟を立ち上げました。名前は『現場に学ぶ議員連盟』、若手ならではのフットワークの良さで、現場を訪問して現場の声を直接聞いて国政に届けよう!という取り組みです。

記念すべき第1回目の現場訪問となる今日は、墨田区にあるベンチャー企業のMUJINを訪問し、最高経営責任者の滝野一征さんからお話を伺いました。産業用ロボットコントローラーで世界的に注目を集めているこの会社は、意外にも東京スカイツリー近くの物流倉庫の中にあります。

 

 

人手不足が問題となっている昨今ですが、滝野社長のお話によると、2016年から2020年の4年間で日本の人口は2%減少し、労働人口は4%減少する見通しであり、一日あたりに換算すると毎日2,000人ずつ労働力が減っているのだそうです。よく「人工知能が発達すると人間の仕事が奪われるのではないか?」と言われますが、現実にはロボットが代替できる仕事は限られているうえに、人手不足解消にロボット導入が全く追いついていないのが実情です。

この会社は、物流センターでの荷詰め作業や自動車・金属などの製造ラインのなかで、バラ積みの商品や部品をピッキングするロボットコントローラで世界最先端の技術を持っています。これまでは、ロボットに何万パターンもの動作を覚え込ませ、ロボットは覚えた動作を繰り返すのが主流でしたが、MUJINではコントローラに高度な知能を持たせ、ロボットが目的に対して最適な動作を自ら判断して自律的に動くことに成功したそうです。既にこのコントローラの導入によって大幅に業務効率を改善し人手不足を解消した企業が増え始めており、産業用ロボットの革命ともいわれています。

実際に訪問してみて驚きだったのは、倉庫を改造してつくった手作りのオフィスで働く約40人の社員の方々が実に多様な国籍で、マサチューセッツ工科大学やスタンフォード大学、北京大学などの出身のエンジニアの方々が集まって仕事をしていることでした。日本は海外から遅れをとっている、このままでは日本は国際競争から取り残されてしまう、という焦りを感じている私達にとって、海外の優秀なエンジニアの方々も憧れるようなベンチャー企業が日本にあるということが、すごく嬉しくて勇気づけられました。