活動ブログ

台湾の電力事情

2014.04.29

自民党電力安定供給議連のメンバーとして、台湾の電力事情について学ぶために台湾を訪問しました。台湾は、全人口の1割に相当する毎年200万人が日本を訪れ、東日本大震災の際にも世界の国々の中で一番多い187億円の支援を送ってくれた、とても親日的な国です。日本と台湾は、一次エネルギーの資源のほとんどを海外に依存しており、島国なので隣国から電力を購入できない点も共通です。

現在、原発が全て停止している日本では、火力発電による代替のために、年間3.6兆円(1日あたり100億円)の追加的な燃料費がかかり、電気料金の高騰と電力会社の経営破綻が危惧されています。
台湾では全発電量の約2割を原発に依存し(震災前の日本は約3割)、3ヶ所の原発が稼働中ですが、4つ目の原発の建設を巡って反原発の議論が高まり、今まさに各地で数万人規模の反原発デモが起こっています。今年11月に統一地方選を控え、原発の是非が最大の争点となっており、私達が滞在中の27日、台湾政府は4ヶ所目の原発の建設の凍結を発表しました。

27日に開かれた台湾電力公司主催のシンポジウムでは、有馬朗人元東京大学総長から原子力の安全利用について、そして議連会長の細田博之自民党幹事長代行から先般閣議決定されたエネルギー基本計画について、等々、福島事故以降の日本のエネルギー政策をめぐる議論が紹介されました。
28日には台湾総統府を訪れ、馬英九総統を表敬訪問しました。意見交換は一時間以上に及び、日本と台湾が抱える共通の課題を一緒に解決していこう、という言葉で締め括られました。

私の所属する衆議院の経済産業委員会では、先週末から電気事業法改正の審議が始まり、電気の小売業への参入の全面自由化に向けた議論がなされているところです。資源のない日本がエネルギー問題をどのように克服し自国の経済を守るのか、海外からも日本に注目が集まっていることを知り、エネルギー政策に関わる私達の責任の重さを改めて実感しました。

 

今秋に統一地方選を控える台湾。街中には台北市議会議員候補予定者のポスターが数多く見られました。日本ではありえない巨大な選挙ポスターにビックリ。

 

 

建設が凍結された台湾第四原発を訪問。右の写真は、私が大学に入学した時に総長でいらっしゃった有馬朗人先生と。日本武道館での入学式で、3,000人を超える新入生が揃って有馬コールをしたのを懐かしく思い出します。83歳になられる有馬先生は、今も毎日10,000万歩以上歩かれるそうです。

 

 

エネルギー政策についてのシンポジウムと討論会。その後、原子力委員会を訪問。

 

 

 

左の写真は台湾総統府にて、馬英九総統が到着されるまでのひとときです。