活動ブログ

健康保険財政が抱える問題

2012.05.08

社会保険制度についての勉強会で、日本総研の西沢和彦先生のお話を伺ってきました。健康保険と介護保険の現状について、キャッシュ・フローの観点から分かりやすくご説明くださいました。

被用者健保の収入の9割は保険料ですが、支出のうち給付は5割に過ぎず、残りは支援金等として他の制度を支えています。国民健康保険や後期高齢者医療制度、介護保険制度の収入は公費(税金の投入)が保険料を大幅に上回り、もはや受益と負担の関係が成り立っていないのが現状です。

そもそも問題なのは、複雑な制度間のお金の流れや算定方法が、専門家や関係者にしか理解できないという点です。一般国民はもちろん、政治家でさえよく分からない複雑な仕組みに対して、政治のコントロールが働いていない現状を改革するには、まずは分かりやすい制度にするのが最大の課題ではないかと思います。

国民が自ら判断して決める、という状況を作り出していくためには、政治に携わる人間が不断の勉強を重ねていかなければならないと、改めて痛感した勉強会でした。