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2012.04.17

社会保障について考える

自民党の勉強会 『まなびとスコラ』 に参加してきました。

今日の講師は、鴨下一郎先生。日本が抱える社会保障問題について幅広くお話しくださり、数々の問題提起をいただきました。会場の出席者の中でも賛否が分かれるものも多々ありました。

年間100兆円を超え、増大を続ける社会保障費。給付を減らす改革を行おうとすると、政治的な基盤が危うくなる。それでもやりきるだけの政治的なパワーが日本にあるか。

年金・医療・介護の給付をバラバラにやるのではなく、各人が必要なものを選べるカフェテリアプランを導入してはどうか。そのためにはどうやって、縦割りの行政を克服するか。

75歳以上の医療費に14兆円がかかっている現実。延命治療と尊厳死の問題について、法的な対応が必要ではないか。

年金保険料を払っている人が、払っていない人の分まで負担すべきなのか。生活保護は支給額を下げるべきなのか、それとも支給要件を厳格化すべきなのか。

保育園でゼロ歳児を預かるコストは月30万円。現金を給付した方がコストは安くなるけれど、本当にそれでよいのか。

新卒就職者の3割が3年以内に離職してしまう現状。大学のあり方は、今のままでよいのか。 …

今朝のNHKニュースで、「日本は人口減少で2030年には先進国から転落しかねない」との試算を経団連のシンクタンクがまとめた、との報道がありました。

社会保障は、改革に10年、20年…と長い時間を要する問題です。今から取り組まなければ本当に間に合わなくなる、もはや政治に先送りは許されない、と改めて思います。