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2023.09.19

新旧副大臣引継ぎ

内閣改造に伴い、環境副大臣を離任することになりました。後任の八木哲也衆議院議員への引き継ぎを行った後、新旧副大臣・政務官から省員の方々にご挨拶を申し上げました。

あっという間の1年1ヵ月。お世話になった関係部署の方々に、心から御礼を申し上げます。

 

 

私が担当した気候変動、生物多様性、サステナブルファッションは、環境省の行政テーマの中でも、「今まさに直面する課題」といえる分野でした。

 

気候変動への対応では、横浜市や熊本市・球磨村、宮古市・久慈市などを訪れました。私は東京生まれ東京育ちで、選挙区も千代田区と新宿区なので、普段は地方を訪れる機会は稀だったのですが、脱炭素先行地域を訪問し、故郷の町や村を存続させるために必死で脱炭素に取り組んでいる方々の「地方の底力」を目の当たりにして、日本はまだ大丈夫だと強く確信しました。

 

生物多様性保全では、国立公園を担当させていただいたことも大変幸運でした。着任早々気合を入れて神田小川町でトレッキングシューズを購入し、阿寒摩周、やんばる、三陸復興、十和田八幡平を訪れ、地元でも新宿御苑の素晴らしさを再発見しました。私はよく「国立公園を訪れたことで人生観が変わった」と申し上げていますが、簡単に言葉に表すことはできません。一人でも多くの方と感動を共有できるように、地元のご努力を後押ししていく必要があります。

その一方で、これからの国際的な新しいルールメーキングの主戦場は、脱炭素から生物多様性に移っていきます。今度こそ欧米に負けずに日本が議論をリードできるよう、全力を挙げていただきたいと思います。

 

サステナブルファッションも、G7札幌環境サミットの共同声明でG7史上初めて「ファッション」の文言が盛り込まれ、新たな行政分野として認知度を上げてきました。特にG7広島サミットでは、環境省から直に総理官邸に案件を持ち込むことができました。国会議員で恐らく唯一のファッション業界出身者として、これからも責任を持って取り組みます。

 

 

 

私は、自分が霞が関に勤めていた時も、民間企業に勤めていた時も、国会議員になってからも、ずっと「霞が関を変えたい」と思ってきました。私はこの1年の仕事を通じて、その答えは環境省にあるのではないか、と思うようになりました。

 

カーボンニュートラル宣言以降、環境省の仕事が爆発的に増えて既存の定員では足りなくなり、他省庁はもちろん企業や金融機関や自治体など、様々な所から大勢の方々が環境省に集まって仕事をしています。日々の仕事の中には乗り越えなければいけない課題も多数ありますが、省庁の壁も、官民の壁も、国と地方の壁もなく、いろんな出身の人達が一つの目的のために結集して働いている環境省の姿は、霞が関が目指すべき未来の姿のスタートラインだと思うのです。環境省で一緒に働いた方々と、いつの日か共に改革のパイオニアになれるように、私も引き続き研鑽を積んでまいります。