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2022.11.24

ドイツ市民社会(Civil 7)との面会

サミット先進国首脳会議(G7)に対して市民社会の声を届けるCivil7(C7)『G7市民社会コアリション』の皆様が、副大臣室にご来訪くださいました。G7サミットは今年6月にドイツのエルマウで開催され、次回は来年5月に広島で開催が予定されています。G7環境大臣会合は今年はベルリンで、来年は札幌で開催されます。ドイツから日本への引き継ぎという趣旨で、ドイツのC7の皆様もご一緒くださいました。

 

 

G7サミットは政府間の会合ですが、各国政府が国内で一般の方々や企業からどのように意見を汲み取り集約するかは国によって異なります。私は1997年のデンバーサミットに通産省の職員として、2016年の伊勢志摩サミットに外務大臣政務官として関わりましたが、日本では国内の意見集約プロセスは省庁間の調整が中心です。

 

先のエルマウサミットでは、開催国ドイツで40カ国以上、約500人がC7として活動し、10ページにわたる政策提言書をショルツ首相に手渡し、ドイツ国内の25省庁と個別に意見交換の場を持ったとのこと。何より驚いたのは、ドイツ政府がC7に対して、こうした活動に対する資金援助を行っているということです。

 

折しも昨日は、サッカーワールドカップカタール大会で、日本がドイツに対して奇跡的な勝利を収めたところです。サッカーの世界では日本は強豪国の仲間入りを果たしつつありますが、国際政治の世界ではどうでしょうか。政府の力だけでなく広く市民社会の声も取り入れて国際世論をリードしていくという点では、日本の行政はまだまだ発展途上だと感じました。