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2022.10.30

阿寒摩周国立公園視察① アトサヌプリ トレッキングツアー

環境省が進める「国立公園満喫プロジェクト」の一つ、阿寒摩周国立公園を現地視察しました。世界唯一の球体マリモで有名な阿寒湖、日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖、かつて透明度世界一を誇った摩周湖を取り巻く道東の中心部に位置しており、国立公園に指定されてから再来年で90年、年間約350万人が訪れる歴史ある公園です。雄大な大自然にアイヌ文化の魅力が加わり、カヌーやトレッキングなどのアクティビティーも充実しています。

最初に訪問したのはアトサヌプリ(硫黄山)のトレッキングツアー。ゴツゴツした岩肌から噴気が出ている活火山で、明治時代から昭和38年まで硫黄の採掘事業が行われていました。岩山はもちろん火山灰地に共生する様々な植生が大変興味深く、弟子屈町がエコツーリズム推進法を活用してガイド付き限定のトレッキングツアーを開発しました。

 

 

 

岩山をよじ登り木々をかき分け、雨にも見舞われながら3時間。私はこの日のために神田駿河台のスポーツ店でトレッキングシューズを買ったのですが、日ごろ運動をしていない48歳にはかなりハードな行程でした。案内をしてくれた北海道マスターガイドの萩原さんは、弟子屈町の町議会議員でもあります。硫黄山の構造、植物の見分け方から鉱山の歴史に至るまで、大変詳しくご説明くださりました。意外にも地元の子ども達が地元の大自然に触れる機会が少なく、子ども向けのイベント作りにも尽力されていると伺いました。

 

 

 

 

 

山登りの後は、温泉卵と温玉入りソフトクリームで休憩。温泉卵の殻が散らばらようガムテープで卵を巻いてから殻を割るという画期的な発明は、弟子屈町振興公社の専務のお孫さんが小学生の頃に発案され、海外からの訪問客にもたいへん評判が良かったそうです。

 

 

近年、世界的にもアドベンチャーツーリズムが注目されていますが、2009年から2012年にかけて市場規模が65%も拡大し、北米・南米・欧州での市場規模は75兆円にものぼるそうです。北海道では2021年のアドベンチャートラベル世界大会がオンラインで開催され、コロナ後には海外からさらなる旅行客も見込まれます。
私自身、トレッキングを通じて、これまで自分が持っていた「観光」、「レジャー」のイメージが根本から覆る思いがしました。

 

 

阿寒摩周国立公園視察② 弟子屈町 川湯地区の再生

https://miki-yamada.com/blog/10699.html

 

阿寒摩周国立公園視察③ 摩周湖 釧路湿原野生動物保護センター

https://miki-yamada.com/blog/10708.html