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2022.10.25
来月に気候変動枠組条約の締約国会議 “COP27” のエジプトでの開催を控え、メディア等でも環境への関心が高まっています。企業などによる対策も重要ですが、国民一人ひとりの取組も欠かせません。2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、消費者の行動やライフスタイルの変革を後押しするため、『脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動』を始動させ、国・自治体・企業・団体・消費者などによる官民連携協議会を立ち上げることになりました。
発足式のセレモニーの中で、『サステナブルファッション』のコンセプトを紹介するにあたり、実は先週、事前に準備を行いました。15年くらい前に私が母にプレゼントしたコート、今では母も高齢になりタンスの中に眠っていたものを譲り受け、お直しをしてもらいました。後ほど、このコートが大変身します。
協議会には300を超える自治体や企業が参画し、発足式は盛大な会となりました。
まずは西村明宏環境大臣から、10年後の新しい豊かな暮らしの提案と、それを支える3本柱として、「ファッション」、「住まい」、「デジタルワーク」を掲げました。省エネ、テレワーク、住宅の断熱改修、ごみの分別・リサイクル等々で、毎月3万円家計が浮くとの試算。クールビズの小池都知事と西村大臣の対談もありました。
そしていよいよ「サステナブルファッション」のご紹介。3世代6人のファッション・モデルさん達のご協力により、古くなったスーツや礼服を再構築した服や、リサイクル素材の靴をご紹介。私の母のコートも、お直しによるアップサイクルで見違えるようになりました。
その後、知事や市区町村長、企業・団体の方々47人によるリレートーク。ご地元ならではの地域脱炭素の取組をはじめ、エッジの効いた施策をご紹介いただきました。
協議会では来月以降、月1回のペースで実務レベルの協議を行っていきます。
来月のCOP27に続いて、来年には広島でのG7先進国首脳会議、札幌でのG7環境大臣会合、その後のG20と、国際会議が続きます。日本発のライフスタイル・イノベーションを世界に発信するべく、今日がその第一歩となりました。